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Non-verbal Communication

ノンバーバル・コミュニケーションってなに?

ノンバーバル・コミュニケーションとは、非言語コミュニケーションと言い、言葉以外のコミュニケーションの手法のことを言います。よく解らないですよね。具体的に例を上げてみましょう。

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あなたが場所を聞かれた時、「あそこです。」と言って、指でその場所を指すことがあると思います。この指で指す行為がノンバーバル・コミュニケーションです。「あそこです。」と言う言葉を使っていますが、指差す行為は言葉ではありません。この場合は「あそこ…」と言う言葉だけでは、どこか判らないでしょう。指で指す行為があるから、場所が分かります。

何か面白いものを見かけた時、つい笑ってしまった経験があるんじゃないでしょうか? そんな時、周りに一緒にいた人はつられて笑ったでしょうか? このつられて笑う事を感情同調といいます。 最初に笑った人の笑い声や笑顔が周りの人に影響をあたえて、感情同調が起こったと考えられます。 この笑い声や笑顔もノンバーバル・コミュニケーションです。

おかしい事もないのに笑うことは、とても難しいことです。 逆に笑ってはいけない場面で、笑うことを抑えられますか? 決して笑ってはいけない場面では、必死でこらえるのではないでしょうか? つまりこのノンバーバル・コミュニケーションをコントロールしているのです。

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笑うことは自分自身の感情をコントロールしなければなりません。 プロの俳優でもリアルに笑うことは難しいとされています。 しかし、懐かしい人と会った時などは、笑顔は作るのではないでしょうか? 笑顔でも感情同調は起きます。 人がいい笑顔で自分を見た時、自分もつられて笑顔になった経験はありませんか? 逆にあなたは人に笑い返してもらえるような笑顔は作れているでしょうか? なかには笑顔さえ作れないという人もいます。 人もつられて笑顔になるようないい笑顔、これもノンバーバル・コミュニケーションのスキルのひとつと考えられます。 この笑顔は接客する場面では、重要なコミュニケーション・ツールと考えられています。

もう少し例を上げてみましょう。 あなたがお葬式に列席する時、どのような服装で行きますか? 黒い礼服で行くのではないでしょうか? なぜ黒い礼服で行くのでしょう? みんながそんな格好をしているから―そうです―そしてそこには、ほかの人に変な目で見られたくないから、何の知識もないと思われたくないから、っていうのが理由じゃないでしょうか? では、有名な人が来るパーティーに出席しなければならない時の服装はどうでしょう? 好きな人との初めてのデートの時、いろいろなことを考えて服装を決めませんか? このように服装や装飾品なども、その人の印象に影響を与えるためのノンバーバル・コミュニケーションの一つなのです。 しかもそこには自分が他人にどのように見られるかということをコントロールしようとする意図が働いているため、“表現”であるということが言えます。

言葉を使って話す時はどうでしょう? あなたは遠くにいる人に声をかける時、普段より大きな声で呼びませんか? また、人に聞かれたくない話をする時、声を小さくして話すこともあるでしょう? その時の言葉そのものではなく、大きな声や小さな声、いい声、聴きやすい声、魅力的な声、言葉がよく分かる声など、声自体も言葉を支える重要なノンバーバル・コミュニケーションということができます。 この声や話し方をノンバーバル・コミュニケーションの中でも“ニアランゲッジ”として特別に扱っています。 声は持って生まれたもので、変えられないだろう? いえいえ、アナウンサーや俳優は、普段から声を鍛え、聴きやすい声、魅力的な声を作る努力をしています。 声も重要なノンバーバル・コミュニケーションのスキルのひとつです。

次のページでは、ノンバーバル・コミュニケーションの役割について、述べてみたいと思います。


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